登山が趣味ならエベレストでしょ

登山が趣味ならエベレストにも登ってみたいですよね。トレッキング開始からの詳細を写真と文章で紹介します。エベレストの写真が見たいだけの方も、エベレスト登山を考えている方も、是非ご覧ください。なお、山の名前等に誤りがある恐れがありますので、正確な情報はガイドブック等をご覧ください。

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2回目のシャワー

この日は自分へのご褒美にシャワーを浴びることにした。

ロッジはトイレまで綺麗だったのでシャワーにも期待していたが、シャワールームというよりは「土間の片隅」だった。期待外れだが仕方がない。何てったって、富士山よりも遥かに高い高地なのだから。それに、寒い場所でシャワーを浴びるだけの気合はまだ残っている。

チュクンリーへ寄り道してきたが、明日からまたカラパタールを目指すことになる。

<カラパタールも目前。7日目はこちら

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無謀で危険な1日

「疲れた。危なかった。」

チュクン・リーを下山し、ディンボチェのロッジに着いた時には、本当にそう思った。

まず、ディンボチェからチュクン・リーまで日帰りで往復するのは、時間的に余裕がないこと。トラブルがあると危険なので、チュクンで一泊するのが妥当だ。

次に、チュクン・リーの途中まででも、ディンボチェとの標高差が800m以上あるので高山病の危険性が高いこと。高度順応が順調にできていない人だったら、途中で頭痛などの症状が出ていたかも知れない。

そして、個人的に危険だったのは、ディンボチェ近くで道を間違え、表面が凍る小川を強引に渡ってきたこと。幅が2mくらいの小川だったが、川から僅かに顔を出した岩と氷の上を歩くのは危険だった。もし滑り落ちていたら、死にはしないまでも、下半身が凍るような水に浸かっていただろう。(体が冷えると一気に高山病が酷くなる)

それでも、ペリチェで2泊するよりは、ディンボチェへ来て正解だったと思う。順応日に何もしないのとチュクン・リーを訪れるのでは、比較にならないほどの差がある。

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グーグルアースで登山道の誤りに気付く

チュクン・リーへの登山は大変だったのだが、どうも道を誤っていた可能性がある。

3Dの衛星写真を見て思ったのだが、斜面を徐々に登っていく道が見える。それとは別に、砂場を峰伝いに登っていく道も見える。私がいい景色を見ながら登っていたということは、この大変な砂場の道だったということだろうか。

グーグルアースを見るまでは気付きもしなかった。どおりで大変だった訳だ。しかも、もし誤っていたのであれば、少し下ることでまた登る道がみつかったはずである。まあ、それはそれでいい経験だったと思う。

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グーグルアースでヒマラヤ衛星写真

ディンボチェ - チュクン間の衛星写真がありました。
 ・ 左下の青白い点がディンボチェの村です。
 ・ 村の下から右へ血管のように走っているのが川です。(上流は右)
 ・ その川のすぐ上に沿うように走っている線がトレッキングコースです。
 ・ 写真右上に見える尖った山がチュクンリーです。
 ・ その下にうっすら見える縦の線が登山道です。
 ・ 縦に伸びた登山道の上の端が一般の人が行ける限界です。
 ・ 縦に伸びた登山道の中間辺りに見える黄色いのが砂漠地帯です。
 ・ 写真のほぼ中央に見える白い帯は氷河です。
 ・ チュクンリー登山道の下に流れる支流と氷河の合流点のすぐ右にある青白い点がチュクン村です
 ・ 氷河の左に見える白い線は、チュクンからロブチェへ抜ける峠です。(危険)

行ったことがない方には恐らく分かり辛いと思います。写真に説明を加えた画像も作ろうと思ったんですが、著作権の問題で加工はまずいと判断しました。興味ある方はグーグルアースを利用してみてください。ただし、この辺りではチュクンとカラパタール周辺しか鮮明な写真がありません。

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ヒマラヤのどこか

ここはどこ?

チュクン・リーから撮ったものには間違いないのだが、どの方面を撮ったのか全く分からない。今までは、撮影時間と場所と影で方角を判断していたのだが、この写真だけは分からなかった。もちろん、記憶にもない。

ご存知の方はお教えください。

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アマ・ダブラムに見えない

こっちも別物だ〜。アマ・ダブラムに見えない。

雪崩が起きたら、ここまで襲われそうなくらい近く感じる。

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世界第5位のマカルー(Makalu)

マカルーだ。

昨日は見えなかったマカルーが、ヌッと頭を出している。


山は見る場所、見る時、見る人によって印象が変わるというのは、事実のようだ。
5280mのこの地からでも、世界第5位の8462mの頂は遥かに遠い。

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砂丘のような道を登りきると…

距離以上に長く感じられた砂場が終わると、後は高原のようななだらかに広がる場所だった。

小さいながらも低木が茂り、生い茂った草は芝生のようにも感じられた。登山道の写真を撮っていなかったので申し訳ないのだが、アルプスの少女ハイジに出てくるような高原をイメージしていただきたい。(実際にはそれほどでもないのかも知れないが、砂場から這い上がった私にはそう感じられた。)

このなだらかな道を徐々に上がっていくと、ついに登山道らしきものが見当たらない所までたどり着いた。登頂か?

地図でも確認してみたが、頂上までは道が続いていない。やはりここまでが登山道のようだ。敢えて進むというのなら、それこそ道なき道を進むのだろうが、そんな危険を冒してまで登ろうとは思わない。今の私には、そんな装備も経験もなければ、ガイドもいないからだ。おまけに怪我でもしたら、助けてくれる人もいないし、それどころか人影らしいものも登山開始から全く見ていない。

ここでも5280mの地なので十分高く、しかも見晴らしも良い。十分満足だ。

ここで記念撮影(証拠写真?)とランチを取ることにした。