登山が趣味ならエベレストでしょ
到着?出発?
川沿いの道を歩いていると、やがてタグナ(Dragnag)のロッジに着いた。
無事に到着して、一安心。先に歩いていたヨーロッパ人のカップルとも、ここで再会した。
時計に目をやると午後2時15分だったので、思ったほどの遅れはなかったのだろう。ガイド連れのトレッカーがいなかったことを考えると、彼等はもうひとつ先の村へ向かったと思われる。
途中でナッツを食べたとはいえ、ここでちゃんとした昼食と休憩を取って、くつろいでいた。チョラパス越えは、カラパタールにも匹敵するエベレストトレッキングのハイライトだったので、達成感は一入(ひとしお)だった。
だが、ここで思わぬ発言をオーストラリア人から聞いた。
「ゴーキョまで行こう。」
時間的には午後6時くらいに着けそうなので、不可能ではないのだが、登山の怖さを知っている人だったら、遅い時間に山を歩く危険性は重々知っているはずだ。それに行くなら行くで、もっと早く食事を済ませる必要があったはずだ。
とにかく、危険だということを訴えたが、それでも彼の予定では、今日中にゴーキョまで行く必要があるらしい。
1人で行かせることは危険だし、今日は私が足を引っ張っていたという引け目もあって、彼の都合に合わせて出発することにした。
これが、私の登山経験の中で、最悪の判断となった。
<危険な夕暮れトレッキングはこちら>
無事に到着して、一安心。先に歩いていたヨーロッパ人のカップルとも、ここで再会した。
時計に目をやると午後2時15分だったので、思ったほどの遅れはなかったのだろう。ガイド連れのトレッカーがいなかったことを考えると、彼等はもうひとつ先の村へ向かったと思われる。
途中でナッツを食べたとはいえ、ここでちゃんとした昼食と休憩を取って、くつろいでいた。チョラパス越えは、カラパタールにも匹敵するエベレストトレッキングのハイライトだったので、達成感は一入(ひとしお)だった。
だが、ここで思わぬ発言をオーストラリア人から聞いた。
「ゴーキョまで行こう。」
時間的には午後6時くらいに着けそうなので、不可能ではないのだが、登山の怖さを知っている人だったら、遅い時間に山を歩く危険性は重々知っているはずだ。それに行くなら行くで、もっと早く食事を済ませる必要があったはずだ。
とにかく、危険だということを訴えたが、それでも彼の予定では、今日中にゴーキョまで行く必要があるらしい。
1人で行かせることは危険だし、今日は私が足を引っ張っていたという引け目もあって、彼の都合に合わせて出発することにした。
これが、私の登山経験の中で、最悪の判断となった。
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