登山が趣味ならエベレストでしょ

登山が趣味ならエベレストにも登ってみたいですよね。トレッキング開始からの詳細を写真と文章で紹介します。エベレストの写真が見たいだけの方も、エベレスト登山を考えている方も、是非ご覧ください。なお、山の名前等に誤りがある恐れがありますので、正確な情報はガイドブック等をご覧ください。

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登山が趣味ならエベレストでしょ

遭難脱出の判断

歩きやすい道からルートを探ることは、この状況では深みにはまる恐れもある。

そこで私が提案したのは、コンパスを信じ、ひたすら西に進むこと。

もし、コンパスがおかしくなっていたとしても、真っすぐ進みさえすれば、北でない限り氷河を抜け出せるはずだ。氷河を抜け出さえすれば山が見え、山が見えさせすれば、周囲の地形から現在地を知ることも可能なはずだ。相棒も私を信じてくれた。


氷河の地形はいびつである。山のような高低差はないが、視界をさえぎるには十分な壁になっている。ひたすら西に進むというのは、この壁をも強引に乗り越え続けるということである。

こんな時、他の人は何を考えるものかは分からないが、この時の私は「魁男塾」の1回目に出てきた「直進行軍」を思い出していた。オーストラリア人には分かろうはずもないが。

そんな「直進行軍」で西に進んでいると、やがて1本の道らしき道を発見できた。南北に続いている道だ。今までよりもはっきりとした道であるし、何より糞も見えた。人が家畜と通った可能性が高い。

ゴーキョへ続く正しい道にも見えたが、それならば直ぐ西に山か湖が見えるはずである。相棒の意見も待ってみたが出ないようなので、私の意見を実行した。

この道はルートではない。さらに西へ。

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