登山が趣味ならエベレストでしょ

登山が趣味ならエベレストにも登ってみたいですよね。トレッキング開始からの詳細を写真と文章で紹介します。エベレストの写真が見たいだけの方も、エベレスト登山を考えている方も、是非ご覧ください。なお、山の名前等に誤りがある恐れがありますので、正確な情報はガイドブック等をご覧ください。

登山が趣味ならエベレストでしょ

くだらない思考

疲れてくると、頭の中には弱音しか浮かんでこない。
「疲れた。腹減った。ドラえもん。」

弱音以外にも、くだらないことには頭が働く。
「そういえば、どこでもドアを通過する人を反対側から見たら、体の断面が見えるのだろうか。」

そんなことを繰り返しながら、ようやくTombstonesの坂を上りきった。

こんな目と鼻の先ほどの距離、そしてたった200mの高度差なのに、随分と時間が掛かった。昼食抜きがこれほど辛いものだったとは…。

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昼食抜きは死ぬ

スニッカーズ系の食べ物をいくつか携帯していたが、これでは昼食の代わりにはならない。

少し食べては登り、また休んでは登ると、何度も繰り返していたが、いっこうに体力が回復してこない。満たされなかったのはカロリーよりも気力だったと思う。

周りを見渡してみれば、そこは皮肉にもTombstones(墓石群)だった。

上に重ねられた石が墓標なんだろう。疲れていても、座る場所には気をつけていた。
因みに、遠くに見える白い線はチョラパス(ゴーキョへ抜ける峠)へ続く道である。この時はそんなことを考える余裕もなかった。

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ドゥクラのロッジが…

やや遠回りとは言え、ドゥクラへ着いた。しかし、ここで予想だにしなかったことが。

ドゥクラのロッジが閉鎖されている。なぜ!!

冬季は閉鎖するのか。それとも、たまたま今日だけロッジの主人が隣村へ行っているのか。

とにかく、小屋が見える前から、口と胃袋が昼食の準備をしていただけあって、このショックは予想以上に大きかった。胃袋に発言機能が付いていたら、きっと「聞いてないよ」と言ったであろう。

トレッキングコースに目をやると、ドゥクラから先は急な登り道だった。足取りもさらに重くなった気がした。

昼食による休憩と回復は、トレッキングの中で大きな意味を持っている。冬季とはいえ、チュクンのロッジがやっていたのだから、ドゥクラのロッジが閉鎖しているとは全くもって想定外だった。

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やや遠回り

ディンボチェを発つと、直ぐにおかしなことに気が付いた。

ディンボチェからドゥクラまでは、地図を見る限り登りも下りもないはずなのだが、何となく下っている。そう、ペリチェ-ドゥクラ間へ合流する道に誤って来てしまったのだ。

ここで引き返しても、このまま行っても、結局、登ることには替わりはないのだから、このまま行くことにした。

基本的にポジティブな性格なので、後悔することなく前に進んでいけるのだが、この道と平行して繋がっている「正しいであろう道」が、否応無しに視野の上の方に入ってくるので、そこが気になって仕方がなかった。

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ロブチェまでの地図

今日は、ディンボチェ(Dingboche)からロブチェ(Lobuche)へ向かう。標高差は500m(4410m-4910m)。途中、ドゥクラ(Dughla)で昼食を取る予定だ。


ヒマラヤへ来て、今日で7日目。昨日チュクンリーで高い負荷を掛けて来たので、今日は楽なトレッキングになると思っていたが…。