登山が趣味ならエベレストでしょ

登山が趣味ならエベレストにも登ってみたいですよね。トレッキング開始からの詳細を写真と文章で紹介します。エベレストの写真が見たいだけの方も、エベレスト登山を考えている方も、是非ご覧ください。なお、山の名前等に誤りがある恐れがありますので、正確な情報はガイドブック等をご覧ください。

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カラパタールの頂上

カラパタールの頂上にはちょっとしたスペースがあり、写真のような経典の書かれた布も繋がれている。

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ついにエベレスト!

トレッキング開始から8日目。ついにカラパタールの頂上に到着した。エベレストも目の前に見える!

山の表情まで鮮明に見える。石を投げたら届きそうな距離だ。

しかし、その圧倒的な迫力のために、視覚そのものが狂ってしまっている。

ここカラ・パタールの頂上は5550m。エベレストの頂上は8850m。右下に見えるなだらかな場所は約6400m。そう。眼下に見える右下の場所さえ、実は見上げていることになる。

信じ難いことだが、彼の地はまだまだ10km先にあるのだ。

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5550mって大変?

カラパタールの高度5550mというのは、チュクンリーと同じである。しかも、頂上への道は、ほぼ一定の傾斜で、足場もしっかりしている。腰掛けやすい岩も所々にあり、休憩も取りやすい。

しかし、これほどの登りやすさに係わらず、「なぜ?」としか言いようがないほど大変だった。

幸い、「根性」という要素を持ち合わせていない僕の性格は、「焦ることなく登る」という意味で、登山向きだったのかもしれない。

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右回り?左回り?

カラパタールの頂上へは2つのルートがある。右回りか左回りかである。(衛星写真

どちらも距離的には大差ないのだが、時間の掛かる登りで景色が楽しめるようにと、エベレストが登りながら見られる左回りを選んだ。

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黒!先っぽが黒!

氷河を抜けると、ロッジが見え、その奥に先の黒い丘があるのを発見した。そう。カラパタールだ。ついに来た!

カラパタールの手前にはちょっとした砂漠が広がり、そのさらに手前にロッジがある。まだ時間が早いので、このままカラパタールを登ることにした。

カラパタールの奥にそびえる真っ白な山はプモ・リ山(Pumo Ri 7165m)である。エベレストはこの東。

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氷河って氷の上を渡るんじゃないの!

「氷河って氷の上を渡るんじゃないの!」
これが正直な感想だった。

カラパタールへ向けて北上していくと、途中で氷河を渡ることになるのは地図で知っていたが、てっきり何千年もの歳月でできた厚い氷の上を渡るものだと思っていた。

しかし、たどり着いたのは岩と砂利ばかりの一帯。大小の岩が無作為に積み上げられたような場所で、草木はおろか土さえもない。「ここから氷河です」なんて気の利いた看板は当然ありはしないが、歩いた距離から氷河としか考えられないから氷河だと分かっただけである。

この氷河の横断がトレッキングルートになっているのだが、道と道のような筋が混在しているので、地図は頼りにならない。道かどうかは砂利の上に微かに残った足跡でしか確認できないのだが、岩場が続けば当然足跡も見つからなくなる。迷いやすいので、コンパスと足跡を注意深く確認することが必要だ。

この時考えていたことは主に3つ。
1つは、冒頭の「氷河って氷の上を渡るんじゃないの!」ってこと。
1つは、「月ってこんな感じかな」ってこと。
1つは、「誰かが道を間違えたら、その足跡をたどって皆も遭難するんだろうな」ってこと。

高山病になると、正しい判断ができなくなるそうだが、余計なことまで考えられた僕は、ある意味高度順応ができていたってことなのかも知れない。

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エベレストベースキャンプ周辺の地図

当初は地図を拡大したもので紹介しようと考えていたが、イメージしやすい衛星写真を使うことにした。

ロブチェは写真の左下にある。ここから北上(写真の上)するとやがて氷河にあたる。(白く伸びた筋がトレッキングロードである)

氷河を抜けると、黒いカラパタールとゴラクシェプのロッジにたどり着く。写真中央の青みがかった2つの点がそのロッジだ。カラパタールは5550mという高度のため、標高差以上に大変である。

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いざカラ・パタールへ

日帰りでカラパタールへ向かう。軽装で高度順化もできていれば、問題ない計画のはずだ。
ちなみに、カラパタール周辺をグーグルアースで見るとこんな感じ。

・カラ・パタールは黒い岩の意味で、衛星写真でもその色の黒さが際立っている。
・カラ・パタールの両脇から手前に流れているのが氷河である。
・カラ・パタールの手前から右奥の氷河を渡った先にあるのがエベレストベースキャンプである。
・エベレストはカラパタールやベースキャンプの真東にあるのだが、何もないベースキャンプよりも小高いカラパタールの方が展望が良い。