登山が趣味ならエベレストでしょ

登山が趣味ならエベレストにも登ってみたいですよね。トレッキング開始からの詳細を写真と文章で紹介します。エベレストの写真が見たいだけの方も、エベレスト登山を考えている方も、是非ご覧ください。なお、山の名前等に誤りがある恐れがありますので、正確な情報はガイドブック等をご覧ください。

登山が趣味ならエベレストでしょ

何を信じるか

昨日今日と、このオーストラリア人の相棒と歩いてきて分かったこと。

彼は
・アウトドアに慣れている
・よく食べるし体力もある
・ルートを見つけるのが早い
・私と同じくポジティブな考え方を持っている
・私と同じく否定的なことを口にしない

彼が先導して、西に向かっているルート(らしき道)を歩いてきたが、1時間以上歩いても氷河が抜けられない。天気が良ければ見えるであろう西の山脈も、なかなか見えてこない。

私は歩きながら何度もコンパスと地図を確認して方角を考えていたのだが、どうもくねりながら北西に向かっている可能性もある。相棒とも相談したのだが、太陽の光で白ずんだ方向へ向かっていることも確かなので、コンパスがおかしい可能性もあるとのこと。

確かに、富士樹海のように岩石が磁気を帯びていればコンパスが狂うこともある。

太陽の光を信じるか、コンパスの針を信じるか。相棒の判断を信じるか、北西に向かっているという自分の考えを信じるか。

お互い口には出していなかったが、お互いが深刻に現状を理解していた。

遭難した。

クリスマスを間近に控えたヒマラヤの空には、雪がひらひらと舞っていた。

登山が趣味ならエベレストでしょ

ンゴズンバ(Ngozumpa)氷河

私の長所は「論理的なこと」「ポジティブなこと」。しかし、午後からゴーキョへ向かうという判断は、ポジティブな考えが悪い方面に働いてしまったと考えるべきだろう。

タグナからゴーキョへ向かうには、途中で氷河を越えなければならない。この氷河越えはカラパタールでも経験したが、非常に迷いやすい。加えて、このタグナ−ゴーキョ間は、人通りも少ないため、前回以上に足跡が見つかりづらい。

案の定、このンゴズンバ(ゴチュンパ?)氷河は、迷路のような道、そして砂利と岩とで囲まれた景色によって、構成されていた。

何はともあれ、正規ルートだろうがバイパスだろうが、西に向かいさえすれば、ナムチェ−ゴーキョ間のルートに出るはずだ。そう、西に向かいさえされば。